国際親善試合ウルグアイ戦
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結局、森保は森保だったということを再認識することになったウルグアイ戦。
結果は1-1のドローだったが、内容は散々たるものだった。
2018年第1期森保就任直後に行われた同じくウルグアイ戦は、
中島翔哉、南野拓実、堂安律といった当時の若手新戦力を並べ、
ダイレクトにボールを繋いで強豪ウルグアイと4-3の撃ち合いの末勝ち切った。
当時のウルグアイに比べれば今回のウルグアイはスアレス、カバーニは旬を過ぎていて
代表招集されておらず、現役の有名どころのヌニェスもアラウホもいない、
どう見積もっても5年前よりも一段落ちるチームだったことは間違いない。
そんなウルグアイ相手に日本は三笘以外に打開策もなく点が取れる気配すらなかった。
過去のポゼッションしてゴールを陥れていた日本はいつからこんな
臆病な戦い方しか出来なくなったのだろうか。
上記でも挙げた2018年森保就任直後は少なくともワクワクする試合をしていた。
だが若手三銃士と呼ばれた彼らも招集されて森保がいう「戦術」が浸透するにつれて
つまらないサッカーをするようになり、前回アジア杯の頃にはすっかりつまらないチームと
なってしまっていた。
さて今回の代表、名波氏や前田遼一氏がコーチに参画したことで
多少ビルドアップに改善が試みられていた。
ボランチが1枚、CBの間に落ちて3バック気味にボール回しに参加し、
その分SBが高い位置を取る。
左SBの伊藤はボランチの穴を埋めるように中に入り、三笘にスペースを与える動きを見せていた。
俗に言う「偽SB」というアーセナルやブライトンが取り入れている戦術だ。
しかし所詮モノマネだけの付け焼き刃的なビルドアップは空転した。
ボランチの2枚に展開力がなく、またウルグアイの寄せが来るとすぐにGKまで戻してしまう。
ブライトンならカイセドやマクアリスタがボールを受けてターンし前を向いてサイドへ展開するが、
守田や遠藤にはそれが出来ないし、鎌田に至っては交代するまで存在感が皆無だった。
FW浅野の出来も酷かった。正直代表レベルですらない。
ただ前線で走るだけでサッカーIQが低すぎる。
三笘の進路を妨害するプレーはもはやウルグアイのDFかと思った。
2回も決定的チャンスがあったのにシュートはヘボヘボ。
森保の愛人枠でなければとっくに呼ばれることすらなかった選手だ。
なぜ彼が古橋より優先されているのか理解できない。
後半伊東が入って活性化したが、なぜ交代が堂安で鎌田ではなかったのか。
森保には鎌田が効いているように見えたのか。
伊東を入れるなら鎌田を下げて堂安を真ん中に置くべきだし、
鎌田を残すなら負けている状態だし、守田か遠藤を下げて鎌田をボランチ起用すべきだった。
相変わらず交代策が同じポジションで人だけ入れ替えという何の策にもなっていない。
伊東の出来は確かによかったが、結局戦術伊東、戦術三笘なのは変わらず。
しかも三笘が伊藤と浅野に妨害されまくったことでチーム最低評価になる不幸もあった。
これで三笘がダメだったと評価されるのはあまりにも三笘が可哀想だ。
そして試合後は、前田大然の離脱が発表された。
そもそも代表招集直前のセルティックの試合で怪我をしていたのに強行して呼んだ意味が分からない。
本人が出れると言ったとしても代表側が配慮すべき案件だった。
前田が中途半端に離脱したことで新しいFWを呼ぶことも出来ない。
無駄に枠を1枚減らしただけだった。
これをあと3年半また見続けなければならないのか。
公式戦はまだ半年以上先までないため、解任する理由も作ることが出来ない。
なまじ公式戦で不振だったとしても前回の成功体験から協会は森保を切ることはしないだろう。
だが確実に代表人気は下がっていくことは間違いない。
三笘・伊東・久保の人気で何とか持ち直したように見えるが、一時的なものになると思う。
断言するが来年の今頃は今観ているニワカファンはサッカーに見向きもしなくなるだろう。
WBCの日本代表に比べると、サッカー日本代表の置かれている状況があまりにも
酷くて残念でならない。
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