WBC開幕
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野球の世界大会WBCが開幕した。
今大会は日本やアメリカもメジャー選手が参戦するということで注目度も高い。
日本も大谷翔平が参戦するということで、野球に興味がない層も取り込んでフィーバーとなっている。
昨年のW杯も大いに盛り上がったこともあり、野球関係者も鼻息が荒いことだろう。
私はサッカー以外のスポーツもそれなりに見るのだが、
野球はサッカーよりもずっと実力差が出づらい競技だと思っている。
サッカーで一人だけ凄いプレーヤーがいてもほとんどの試合は勝てないだろう。
しかし野球は大谷のような二刀流で凄い選手がいれば一人でも勝てる可能性がある。
たまに高校野球とかで凄いピッチャーが一人で抑えて勝ち上がるパターンがあるが、
打たれなけば負けることはなく、ホームランが出れば必ず1点が入る。
それゆえに総合力としては格下であっても勝てる可能性があるのが野球だと思っている。
そもそも野球は日本でもメジャーでも年間140試合以上の試合をやるからこそ、
総合的な実力差が出て優勝が決まるわけで
トーナメントなどの一発勝負というのは実力差が出にくい試合方式だと思う。
その年間の優勝チームですら年間50敗以上するわけでサッカーよりも優勝チームの勝率が低くなりがちだ。
ちなみに昨年のプロ野球とJリーグの優勝チームの勝率を見てみると、
横浜マリノス:34試合20勝6敗8分 勝率0.714
ヤクルト:143試合80勝59敗4分 勝率0.576
オリックス:143試合76勝65敗2分 勝率0.539
混戦と言われるJリーグですら優勝チームの勝率は7割を超えるが、
プロ野球は6割にすら届かない。10試合あれば4回は負けるわけだ。
無論プロ野球はドラフトによるリーグ均衡化というルールがあるが、
それを踏まえたとしても勝ち続けるのが難しい競技と言える一例だと思う。
そして実際に開幕したWBC初日では優勝候補のキューバがオランダに負け、
アジアの雄・台湾がパナマに敗れるという波乱の幕開けとなった。
大谷やダルビッシュを擁する日本は歴代最強と言われている。
だが球数制限もあるため、大谷が毎試合投げれるわけではない。
打線も大谷が敬遠される場面が増えるかもしれない。
ただ層の厚さも歴代最強のはずなので大谷がいなかったとしても
山本・佐々木・ダルビッシュとメジャー最多勝レベルの投手力と
村上・山川の両ホームラン王や岡本・吉田など好打者が並んでいる。
それでも勝てるわけではないのが野球だと思う。
サッカーW杯での日本は、逆の立場でスペイン・ドイツを破って見せた。
あれは野球に例えたら毎回満塁にされるもタイムリーは許さず、
1ヒットで盗塁と送りバントと犠牲フライで上げた1点を守り切って勝ったみたいなもんだと思う。
野球では優勝候補と言われる日本も油断せず、しっかりと勝ってほしいと思っている。
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